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ファザーリングしているパパはモテる!?

NPO法人ファザーリング・ジャパン理事 榊原輝重

 人生には3回、モテる時期があるって聞いたことありますか?私はNPO法人ファザーリング・ジャパンの理事になって2年目。自身の子育てを熱心に行っている傍ら、絵本の読み聞かせやパパ会議など子育て支援にも取り組んでいます。

 さてモテ期、どうも今がその3回目のようなんですね。ママや子どもたち、さらに未婚の若い女性にモテモテ!
…ようなんですというのは本人から直接聞いてないもんで…ちょっと残念ですが(笑)。

 なぜモテているかと考えるとファザーリングが自然にできているから、としか考えられません。私は決してイケメンでもお金持ちでも、マメな人間でもありません。十人人並みです。しいて一般的なパパと違うところをあげると、ファザーリングになるというわけです。どうもファザーリングしているパパはかっこいいらしい。
 
 ではファザーリングとは何か?特別なことか、と言われればそうでもありません。「良い父親」ではなく「父親を楽しむ」ことを目指して日々過ごすことです。私は「なごや子連れ狼の会(通称NWC)」という会を運営しています。会では年4回パパと子どもだけでお出かけの企画をし、父子の絆を深めつつ、いつも育児に家事に頑張っているママにお休みをプレゼントしています。つまり、いつも楽しそうにして笑顔がこぼれている、これがモテる秘訣のようです。
 
 また、ファザーリングすると仕事の面でもいい事が起こります。子育てに積極的に関わると3つのスキルが身につきます。子どもの様子をいち早く察知して次に予想されるトラブルに対処するリスク管理能力、つたない言葉をしっかり聴いて大人の言うことを言い聞かせ、ほめて育てるコミュニケーション能力、そして子育てをするには時間の創出と配分が必要ということでタイムマネジメント能力。これって管理職に必須のスキルですよね。
 
 仕事もでき、子どもと仲良しで、ママにも優しい、仕事も家庭も人生もすべて前向きに捉えて生きている→かっこいいパパの完成です。ただし、ナイスなパパはモテても浮気はしません、というか興味がありませんので、モテたいためにファザーリングする人はご遠慮ください、あしからず。

○ブログもどうぞ
 http://apronpapa.livedoor.biz/
○NPO法人ファザーリング・ジャパン    
 http://www.fathering.jp/ 

 ファザーリング=Fatheringとは、「父親であることを楽しむ生き方」。Fathering Japanは、父親支援事業による「Fathering」の理解・浸透こそが、「よい父親」ではなく「笑っている父親」を増やし、ひいてはそれが働き方の見直し、企業の意識改革、社会不安の解消、次世代の育成に繋がり、10年後・20年後の日本社会に大きな変革をもたらすということを信じ、これを目的(ミッション)としてさまざまな事業を展開していく、ソーシャル・ビジネス・プロジェクトです。
・子育てパパ力検定(通称パパ検):オンライン模試実施中!
・フレンチトースト基金
 実は日本にはママのいないシングルファーザーが92,000世帯いて、その3人に一人を超える世帯が年収300万以下の経済的に困窮する家庭であることをご存知でしょうか。しかし行政の経済的支援は母子家庭中心で父子家庭に向いていません。そんな困窮する父子家庭を応援するために、寄付を募る基金を設立しました。家族で過ごす幸せを有り難いと感じてもらえるのなら、子どもが夢を持つこと、毎日の生活費に心配しないこと、そんな当たり前の望みすら持てない家庭に幸せのおすそ分けをしていただけないでしょうか。
http://www.ftfund.jp/

2009年6月号 パパ!


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