このひとにこのテーマ

学び合い、育ち合う場としての子育て支援

名古屋女子大学 児童教育学科 講師 鈴木方子
2008年3月号


私の勤めている名古屋女子大学の児童教育学科幼児保育学専攻では、保育士と幼稚園教諭をめざす学生が学んでいます。学生が現代社会における子育てについて知る機会になればと思い、「天白おやこ子育て広場」に参加させていただくようになりました。

そこではじめて学生は子どもだけではなく親子に出会い、子どもをとりまく家族や社会に目を向けるきっかけが生まれます。

首のすわっていない赤ちゃんを抱っこさせてもらって動くに動けず翌日筋肉痛になったとうれしそうに報告してくれる学生、そんな学生に我が子を託してくれるおかあさん、双方がその出会いを通じてたくさんの経験をします。

さらに学生は、保育者としての自分と、結婚して子育てをする自分の将来を思い描きます。おかあさんに「今のうちにやりたいこと見つけたら」と言われて今の生活を振り返ったり、あんな素敵なおかあさんになりたい!と思ったり、眼の前のおかあさんの姿から多くのことを学んでいます。おかあさんも自分の若い頃と重ね合わせてみたり、自分以外の人との関わりを喜ぶわが子にびっくりしたりという経験をすることでしょう。

学ぶということは本来学び合いであり、学び合いとは一方的なものではなく、相互交渉的なものなのです。人との関わりが子どもの育ちに大切だと言われますが、私達大人も様々な人と関わり合いながら成長していくのではないでしょうか。子育て広場がこれからもそんな出会いの場であることを願って関わり続けていきたいと思っています。
08年3月号


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