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 昔、結婚指輪を買いに行った時、50代くらいの女性が担当して下さいました。美人でお洒落で品があって、とても素敵な方でした。その方は2人の大学生がいて、最近ようやく働き始めたとのこと。働くのがとても楽しいのだと言っていました。そして私に「結婚して子どもができると、しばらく自由に働けなかったりするのよ。でもいつか自由になれる時が来るからね」と言いました。私は頷きつつも、その時はまだ意味がよく理解できず、「私は子どもができても今まで通りバリバリ働くんだから!子どもが大学でるまでなんて、待ってられないわ!」と心の中で思っていました。
 育休復帰して1年経った今、その事をよく思い出します。そして、その真意が今なら良くわかります。

 私は早く仕事に復帰はできました。ただ、自由には働けていません。以前の様に残業や出張ができなくなりました。限られた時間の中で仕事を何とか終わらせないといけません。自分の仕事の裁量権がなくなった様に感じます。

 仕事が終わってから、仕事に関する勉強がしたいと思っても、その時間が確保できません。それにより独身の先輩に嫌味を言われたりしました。「わからないなんて言い訳、聞きたくないわ。自分で勉強するものでしょ」と言われた事は未だに心に引っかかっています。後輩達は私が育休中にメキメキ力をつけて、私を飛び越えていきました。その巻き返しを図ろうと、早朝に起きて勉強してみたけれど体力が持たずに挫折しました。

 今までのやり方が全然通用しなくて、もがき苦しんだ1年でした。そんな時、独身時代から付き合いのある50代の友人に「焦らないで」と言われて、とても心が楽になりました。「会社の人は短期的な成果を求めて来るかもしれないけど、それは気にしないで。もっと長期的に考えた方が良いよ」その友人は年子の子を育てていたので、幼少期は壮絶過ぎて記憶にないそうです。でもある時、ふと育児が楽になる時期が訪れたそう。だけど、すぐには訪れないそうです。だから、長期的に考えるべきだと。

 この考え方は実際に体験した方でないとわからない気がします。だから残念ながら、会社の多くの既婚男性の上司や独身の方には理解し難いかもしれません。
 これからどう働くか、私もまだまだ模索中です。


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