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二度目の育休 ママのちからこぶ☆ 番外編

初めての出産、育休、職場復帰を経て、子育てと仕事の両立生活をこなしていくうちに、次の子が産まれて、2度目の育休に入る。ちょっと先をいくママ達は「2度目の育休」をどう過ごしたのでしょう。率直な思いを寄せてもらいました。


Aさん:公務員


1人目:小学2年生。育休後、1歳で保育園へ
2人目:育休中。4月から保育園(1歳児クラス)

 1度目の育休は、何もかもが初めて。地元から離れて生活していたし、知り合いもいなかったので、市の広報紙にあった子育てサロンに参加してお友達を作ることから始まりました。そこで知り合った方は育休中の人ばかりで、仕事仲間とは違うつながりを得て、子連れ企画にたくさん参加して、一緒に試行錯誤しながら楽しい育休ライフを過ごすことができました。

 2度目の育休は7年のブランクがあり、また一から子育てやり直しかなと思っていましたが、やはり1度経験したことは体が覚えているのか、以前よりは余裕をもって子どもと向き合えている気がします。小学生のお姉ちゃんにとっては、久しぶりにお母さんと過ごせて、とても嬉しそうでした。下の子は、生後間もない頃でも上の子の習い事の送迎や学校行事に連れて行きました。上の子が新生児のときは外出なんて…って感じだったのにいい加減なものです。また今回は自分自身も楽しもうと、託児付きのフィットネスに通ったり、休日に子どもを夫に預けてフラワーアレンジメントを習ったりすることもできました。 

 上の子の小学校では、フルタイムで働いているママさんとはほとんど出会わなくなりました。保育園は園にお任せで働けましたが、小学校では親の出番が増えるため、同じような働き方を続ける人は少数派なんだなと思いました。でも、パートをしながらPTAなどで積極的に子どもに関わったり、忙しいパパに代わってワンオペで家事育児を一手に担っていたり、皆さん忙しく楽しく過ごしているのを知る中で、それでも私が働きに出る理由やこれから先のなりたい自分について考える良い機会になりました。

 夫に「2回目の育休中の私はどんな感じ?」と尋ねてみると、「楽しんでるね(笑)」と。夫は1度目のころより残業も多くなり、私の家事育児の分担は増えたのに、今の私には余裕が感じられるそうです。振り返ると、1度目の育休復帰後の生活で家事の時短術や手抜き術を身に付け、お互いに感謝し合うことが家族内で定着してきたからかもしれません。また夫は、最初のときも復帰してからの方が私がイライラ怒る回数が減ったから、今回も復帰すればイライラが減ると思うとのこと。そうだった!私の場合は仕事していた方が子どもに優しくなれるんです。お互い寂しい気持ちもありますが、家族4人がそれぞれ外に出て社会とつながり、家に帰って家族とつながる、そのメリハリが必要だと思います。

 二度の育休で感じたのは、うちは「女は家庭、男は仕事」の分担より、「夫婦で家庭、夫婦で仕事」の方が向いているようです。前に復帰した時より職場にもワーママが増えて、社会の制度も少しずつですが進歩しているように感じるので、働き続けることを選ぶママがもっと増えて欲しいなと思いました。


Bさん:専門職


1人目:小学1年生。育休後、0歳で保育園へ
2人目:保育園2歳児クラス。産休退職後、転職。0歳で保育園へ。
3人目:育休中。4月から保育園(1歳児クラス)

 慢性的に人手不足で、早番、遅番がある職種なので、1人目は育休後、パートに切り替えてなんとか両立しましたが、2人目のときは出産前にいったん退職。上の子の保育園があるので、産後は子育てに理解がある職場に転職し、そこで2年働いて、3人目で2度目の育休をとりました。

 2度目の育休は、1、2人目とは違い自分にも余裕があります。上の子たちが小学校や保育園に行ってる間は下の子との2人だけのゆったりとした時間。時間の作り方、家事のこなし方は2人目までに慣れていることもあって、子どもが寝ている時は「自分の時間」にできました。ゆっくりお茶したり、やりたかった家の断捨離などなど…割とはかどりました。他にもできることはないか?何かお役に立てることはないか?とベビーを連れて大学の授業でお話しもさせてもらいました。

 今回はタイミングよく1人目の小学校入学前に生まれてくれたこともあり、1年生の間は育休中で家にいてあげられました。4月中旬まで続く早帰りの期間も対応できましたし、夏休みを親子でゆっくり過ごすことができました。保育園の時のお友達は誰もいない小学校で、不安でいっぱいでしたが、親の心配をよそにすぐに慣れ、友達もたくさんできました。ただ、学校で頑張ってる分なのか、下の子が生まれたのも重なったからなのか、いちばん上の子が家である時突然爆発したり、真ん中の弟に当たり散らしたりと荒れてることも多かったです。決まり文句は、「友達にはやらないもん」でした。本人なりに頑張ってるんだ、外でも家でもどっちも頑張るなんてできないし家で爆発できてるならまだいいかな…と見守るのみでした(もちろんかなりイライラしましたが。)もしも自分が仕事をしていたら、きっと話をきいてあげる余裕もなく、上の子の爆発に付き合えなかったかなーっと思います。また、学校の行事や書類もとにかく多くて、初めての環境に親が対応するためにも育休中でよかったとつくづく思います。

 子どもが3人になると小学校、保育園、下の子の予防接種、習い事などなど、それぞれの予定を把握するのが大変!携帯や手帳に書いてあっても忘れてしまうこともあるくらい。その日の子どもたちの予定と様子とを考慮してタイムスケジュールを組みますが…慣れるまで頭を使いました。復帰するとここに仕事やトワイライトルームも加わるのですから、うまくまわせるか戦々恐々です。

 4月からの復帰に向けて職場に相談に行きましたが、人手不足が深刻みたいで、最初の話とは違って育児短時間勤務が認められず、早番遅番をこなせないならパートへの変更や、やめても仕方がないだとか暗に言われてしまいました。話し合いを何度も重ねて、なんとか臨機応変にお互い対応することになりましたが、復帰後はまた、家族みんなの生活がガラッと変わりそうです。


Cさん:会社員


1人目:保育園年少。育休後、1歳で保育園へ
2人目:4月から保育園(1歳児クラス)

 2度目の育休というか、2人目育児は、色々と動じなくなってくる感じがします。1人目は成長とともに違った悩みがどんどん出てきましたが、2人目はそんなこともなく…まぁなるようになる!と楽観的になり、心配事が減ります。心穏やかに、子どもがただただ可愛くなります。

 一度職場復帰をしているので、家事も手を抜くところを覚えます。できるときにできることだけをする!できなくても、まぁいっかなんて…適当?いいかげん?になります。夕方はバタバタするので、午前中にご飯作りをしますが、基本的に常備菜を作っているので、メインを用意するだけ。メインも下味をつけて冷凍しているので焼くだけ、煮るだけにして時間をかけないようにしてます。ご飯の用意も着替えも掃除も子どものことも、どんどん手際良くなっているような気がします。

 我が家はワンオペ育児。夫と子どもたちは朝しか会えません。あとは私1人でこなしていかなければなりません。下の子を連れて毎日、上の子の送迎もあります。子どもたちはかわいい!しかし逃げたい時もある。2人で泣き叫んだり、特に上の子は反抗期をひきずっていて、言うこときかなかったり。下の子に手間取っているときに、上の子に時間をそこまで費やせない…。なかなかうまくいかないときは私も逃げ出したくなるし、叫びたくなります。そんなときは、とりあえず危険がないように確認した上で…トイレに一時的に避難して冷静になります。夫が休みの時は子どもをまかせて、1人でゆっくりお風呂屋さん、映画館のレイトショーで感情を爆発させる…なんてことも。どこかで発散して、自分の心にゆとりがなきゃ、子どもたちに向き合えない!

 イライラしてしまったり、怒ってしまうこともあり毎日反省ばかりです。それでも1日の最後は笑って終われるように…子どもとの時間を大切にできるように…我が家では「家族の時間」として、ご飯もお風呂も終わったあとに絵本の読み聞かせ、ダンスなど、子どもがやりたいものを選んで一緒に遊ぶ時間を設けています。寝る前にぎゅっと抱きしめたりもします。ぎゅっとするときに今日頑張ったことなどの声をかけると嬉しいのか、上の子は「今日のぎゅっは?」とリクエストしてくれます。私としては罪償いも入っていますが…(笑。

 こうやってゆっくりした時間を過ごせるのも育休中ならではですし、ゆとりなのでしょうか?
 春からの職場復帰に向けて、「ゆとりのない」生活リズムの感覚を取り戻さないといけないですね(苦笑。


Dさん:会社員


1人目:保育園2歳児クラス。育休後、1歳で保育園へ
2人目:育休中。4月から保育園(0歳児クラス)

 もうすぐ育休が明けます。下の子も上の子と同じ保育園に入れることが決まりました。育休中も上の子は保育園に通えたおかげで、日中は下の子と2人だけの時間を過ごせました。家事も結構ゆったりできます。時間のかかる料理やお菓子を作れて、ストレス発散してます!

 下の子が産まれて夫も2ヶ月間、育休を取得したので、2人目育児もスムーズに行くかと思っていましたが、上の子の赤ちゃん返りが凄まじく、夫も私も途方に暮れました。夫だけでは上の子の赤ちゃん返りを落ち着かせるには少し力不足でした。中京大学心理学部学生サポーターが家にきてくれたお陰で、上の子の気持ちは幾分落ち着きました。自分とだけ遊んでくれる存在がとても嬉しかった様です。きょうだいの年齢がもう少し離れている方が、赤ちゃん返りの程度も緩やかだったのかもしれません。でも私の年齢や体力や仕事を考えると、このタイミングだったのですが…。

 今は平日、ワンオペ育児です。夫は終電で帰宅します。「2人目産まれたら早く帰ってくる」と言っていたものの…夫は育休復帰後、数日間は17時に帰宅しましたが、だんだん帰宅時間が遅くなり、20時帰宅に。それでは子ども達が覚醒してしまい、寝かしつけが大変です。20時より早い時間か遅い時間かどちらかにしてほしいと話し合い、結局夫は終電まで働くスタイルを選択し、私はワンオペ育児になりました。ワンオペがつらくなったら、ベビーシッターを利用することにしました。まだ利用していないのですが…。ベビーシッターは会社の福利厚生で安く利用できるので、復帰後つらくなったら利用しようと思っています。

 上の子のとき、私は会社の育休取得者第1号でした。就労規則を変えてもらったり、時短勤務可能な仕事を作ってもらったり色々お世話になりました。2度目の育休は、フルタイム勤務→時短勤務に変わっていたから、育児休業給付金が前回より少なくなりましたが(笑)。配慮してもらっていた分、会社に早く恩返ししたい気持ちがあり、今回は早く復帰しようと思い、下の子を0歳児で預ける事にしました。

 働き盛りの年代に2回育休を取ったので、キャリアに穴が空いたような感覚があります。子どもが生まれる前は技術職で、終電まで働いたりしていました。今は時短勤務で事務職。バリバリ仕事したい気持ちも心の中にはありますが、子育てを犠牲にして働きたいかと言われるとそこまでの気持ちはなく…矛盾する気持ちに悩んでいます。私がバリバリ働けない分、夫はバリバリ働いたら良いかなと思うようになりました。

 最近は夫も育児をすべきという風潮です。私も1人目育休中は「夫ももっと育児参加を!」と思っていたのですが、今回はあまり思わなくなりました。夫に過度な期待をするより、外部サービスの力を借りた方が良い事に気付いたからです。即戦力になりますし。家事と育児の分担を絶対夫と妻半々にすべきとは思いません。ただ、妻が9割負担になるなら、夫以外の家族か外部サービスに頼る必要はあると思います。ワンオペ2人育児は心身共に厳しいです。


育休ママへのメッセージ


 子育てサロンで出会った育休中のママ友と一緒に「お結び」というボランティア団体を8年前に立ち上げました。「育休ママ座談会」を不定期に開催しています。2月14日の天白おやこ子育て広場でも開かせてもらいました。

 参加された育休ママの皆さんが抱える不安は、育休中にやっておいた方がよいことや復帰後の生活リズム、幼い子を保育園に預けてまで働くべきかなど、8年前も今も毎回似ています。私たちも当時は同じ不安を抱えていましたし、みなさんと話しをする中で自分は、我が家はどうするんだろうと考える機会になっていました。

 先輩育休・ワーママとして今思うのは…。初めての育児をしながら復職を考える時に、その答えは一つしかありません。「子どものこと以外全部手を抜く」です!今まで何でも一生懸命頑張ってきた方は家事の手を抜く女は母親失格、仕事より家庭を優先する男は社会人失格と思ってしまうかもしれませんが、その意識をまず変えてほしいと思います。

 こんなに小さいわが子を、ママから離れて保育園に入れるのはかわいそう?少しでも罪悪感を持っていたら、それもすぐ捨てて下さい。保育園に行って、たくさんお散歩して、手作りご飯やおやつを食べて、規則正しい生活が身に付き、トイレトレーニングもなんのその、泥んこ遊びもしてきます。後ろめたいことは何もありません。

 家で親がすることは、愛情をたっぷり注ぎ、わがままやおしゃべりをたくさん聞いてあげること。掃除も洗濯も家電に任せて、一品料理だけ、鍋だけでも家族一緒に楽しく食べて、楽しくお風呂に入って、子どもと一緒に寝落ちする。ママが復帰すると「こんな生活」になりますから、それに合わせてパパの生活も変わることをよく話し合えば、パパも理解してくれると思います。

 家事の効率アップ、時短の方法はいろいろあります。今のうちに夫婦で話し合いを重ね、試行錯誤して備えていくと良いと思います。

2019年3月号
育休 復帰 仕事 両立 ワンオペ育児 お結び 


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